アノテーション

アノテーションだからこそ

ITの発達に伴って、コンピュータで扱われるデータの種類や量は膨大になってきました。住所や名前はもちろん、顧客データや様々なデータがコンピューターで管理されています。その情報量は膨大で日々増え続けているため、コンピューターを用いたとしても全てを処理するには膨大な作業量が発生します。しかも、生のデータはそのままでは使えず必要な情報を的確に抽出してデータ入力することが必要です。そこで必要性が高いとして注目されてきたのが、AIによるアノテーション作業でしょう。 アノテーションは、データ入力するために情報にタグ付けをしていく作業のことです。簡単に言ってしまうと、無造作に書かれた文章を項目ごとに分けていくような作業です。長い文章に段落を付けたり、目次を付けていくこともアノテーションの一つになります。また、この部分がタイトルでここは本文というような感じでメタデータと呼ばれる情報を付加するのもアノテーションの仕事です。使っているソフトやデータによって、アノテーションの仕方はそれぞれ異なってきます。といっても、ルーチンワークと呼ばれる作業に近いのでプログラミングさえしてしまえばAIでも十分に対応できる作業です。 プログラミングでアノテーションを行う場合、扱っている言語によって方法は少しずつ異なってきます。比較的初心者でも簡単に扱えるのがJavaで、クラスやメソッドに対してメタデータを付加する機能が付いています。JAVAだと処理方法は、マーカーや単一などを含む3種類に分けることが可能です。クラスやメソッドにマーカーを付加したいときは、マーカーアノテーションを行います。複数のデータを扱いたいときは、同じJAVAでもフルアノテーションというものを行います。このように扱うデータや目的によって、処理の仕方が異なってくるので注意が必要です。人間や動物の遺伝子情報を知りたいときも、DNA情報をアノテーションして処理しています。

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