これまでは、続けて受けられる仕事が少なく、利用者さんが経験を積みにくい状況でした。自信もつきにくく、次の就労ステップにつながりにくいという課題がありました。

しかし、「ミナコネ」を使って企業から安定して仕事をいただけるようになり、事業所の収入が安定しました。見通しをもって運営できるようになり、そのぶん支援の体制にも余裕が生まれました。

今は、一人ひとりに合わせた丁寧な指導やサポートができています。その積み重ねで、利用者さんも「もっとできるようになりたい」という気持ちが高まり、新しい仕事に自信をもって挑戦できるようになりました。

実際に、ティンパンアレイでの経験をへて、これまでに2名が一般就労（会社で直接雇われて働くこと）につながりました。実務を通じて力をつけた利用者さんは、企業からも「現場で頼れる人材」として高く評価されています。事業所・利用者・企業のあいだで、良い循環が少しずつ広がっています。