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釜開とは、株式会社リビングカマトクの事業の一つで、島岡達三などの著名作家による益子焼のレンタルサービスを行っています。お客様の普段の生活の中に益子焼が普及することを目指しています。
益子焼とは、栃木県芳賀郡益子町で生産されている陶器のことで、ゴツゴツとした感触で素朴な味わいを持っています。
益子焼の始まりは、江戸末期に大塚啓三郎が益子に窯を築いたことです。益子で優れた陶土が産出され、江戸(東京)にも近いために水瓶などの日用品を中心に生産されて発展を遂げました。
益子焼をつくるには、まず陶土を探します。適度な粘りがある陶土が適しています。陶土を掘り出したら、乾燥させてから砕いて水槽に入れ、撹拌して塵や砂などを取り除きます。その後別の水槽に入れて陶土を沈殿させ、取り出して乾燥させると材料の陶土が完成です。その陶土を轆轤(ろくろ)に乗せる前にもみます。それによってゴミや空気が取り除かれ、よく伸びる陶土になります。轆轤で整形してから乾燥させ、700度~800度で素焼きをします。絵具や釉薬(うわぐすり)で色を付け、1200度~1300度で本焼きして2日間冷ますと完成です。
陶芸家の島岡達三は、「縄文象嵌(じょうもんぞうがん)」という独自の世界観を作りだしました。縄文象嵌とは、作品に縄の跡をつけて色の違う陶土をはめ込む技法です。作品が半乾きの状態のときに縄で跡をつけ、その後全体に化粧土を塗ります。乾燥したら表面を薄く削り取ります。すると、縄の跡に化粧土が残り、模様が浮き出ます。本焼きではこれに透明釉である並白釉(なみじろゆう)をかけて完成させます。
島岡達三は、父である組紐師の紐を見て、この縄模様の技法を生み出したと言われています。
このような様々な制作の技法が編み出され、益子焼は芸術の側面も持つようになりました。
益子焼に興味がある方は是非ともご連絡をください。

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