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障がい者と共にサステナブルな社会の創造

ミンナのミカタぐるーぷが考える障がい者のSDGsとESG
最近よく見かけるサステナブルとはどういう意味があるでしょうか。文字通りには持続可能という意味です。わかりやすくいうとサステナブルとは人にも環境にも優しいことを意味します。環境にやさしいと聞けば、燃やしても有害なガスがでないことやリサイクル可能なことをイメージするはずです。人にやさしいと聞けばどういうイメージを持つでしょうか。人に関して言えばサステナブルとは、すべての人が平等に生きることを指しています。それには障害を持つ人もそうでない人と同じ働く喜びを味わうことが含まれます。国内は海外に比べてハンディキャップを持つ人の社会参加が圧倒的に少ないのが現実です。個人や企業が障がい者の雇用に消極的であることが知られています。しかし働くことはすべての人に与えられた権利です。障がいを理由に働く権利を奪うことは誰にもできないはずです。現在はAIやIoTなどのテクノロジーが驚く速さで進歩しています。企業の新たな戦力になる障がい者にはIT技術が不可欠です。ネットワークがあれば、どこにいても作業を行えます。たとえば歩行困難なため車いすの生活を強いられている人は、歩く以外のことはすべて可能です。当然知力には問題がないため、学習能力やITを駆使する能力にも長けています。そうした人たちは、企業の新たな戦力になる障がい者だと言えるでしょう。AIなどを駆使すれば、毎日職場に通う必要はありませんから在宅就労という形で労働を行えます。そもそも人を障がい者と健常者というカテゴリーに分けていること自体に問題があります。人はみな平等であるべきですから、どんな人も同じ自由と権利を生まれながらに持ち、社会の恩恵を受けられるはずです。恩恵を受けるだけでなく与える事も可能です。アジアのある国では多くの聴覚障がい者が、健聴者と共に仕事をしています。それは国が貧しいために、日本のように障がい者の経済面での公的なサポートがないため働かざるを得ない事も関係しています。聴覚障がい者が働いている職場は様々です。清掃や警備といった仕事から会計や管理の仕事までジャンルは多岐にわたります。接客業に従事している人も多くおり、経験と勘で対応しているようです。そのためその国では健聴者も聴覚障碍者と意思を通わせることを心得ています。それら健聴者は手話を正式に学んだことがないにもかかわらず、ボディランゲージで意思を通わせているようです。障がい者と共に生きることはごく自然なことになっています。日本がここまでのレベルに達するには、まだ時間がかかるかもしれません。サステナブルな社会になるには、いくつもの段階を経る必要があり、それは社会に大きな益をもたらします。労働力の不足は現実の問題でもありますから、今後はますます企業の新たな戦力になる障がい者が必要とされるでしょう。身体面でのハンディキャップは、弱さではなく一つの個性にすぎないとみなされる時代も来るかもしれません。

 

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