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CSR企業からESG企業へ

ミンナのミカタぐるーぷが考える障がい者のSDGsとESG

これまではCSR企業であることに大きな意味がありましたが、近頃はCSR企業は古くなりつつあります。現在ではESG企業が注目されており、CSRからEDGへ転換しようとしている会社は少なくありません。CSRには企業の社会的責任の意味がありましたが、ESGには環境と社会と企業統治の意味が込められています。この3つは会社が長期的に成長を続けるために欠かすことができない要素だと言われており、会社を評価する際にこれらの指標が用いられることも多くなっていることを知っておきましょう。

ESG企業へ転換する会社が増えることは、地球温暖化や異常気象などの環境問題に積極的に取り組む企業が増えることにも繋がっています。しかしながら、ESG企業が増えることによるメリットはこれだけではないです。こういった企業が多くなっていくと、障がい者にとっても働きやすい環境が整えられると考えられています。ESGの社会には、様々な人が活躍する社会の実現も含まれており、様々な人の中には障がいを持っている人も含まれています。

就労支援事業所を通して雇用される機会が増えていき、企業の新しい即戦力として障がいを持った人が活躍することが期待されています。障がい者の雇用されるチャンスが増える、働ける業種が増える、より的確な制度やサポート、設備が誕生しやすくなるなどの変化が訪れるはずです。ESG企業が多くなることによって、障がい者と共に働く社会が形成されていくことになるでしょう。現在でも就労支援活動などは活発に行われていますが、就職できる業種が限られていたり、受け入れてくれる会社が少なかったりする問題があります。これらの問題が少しずつ解決されると考えるので、ESG企業が増えていくことが期待されています。

従来のCSRを重視している場合でも環境や社会などについて考慮している会社が多かったですが、これはあくまでも責任として行ってきたことです。ESGの場合は責任ではなく、いかに企業が主体的に取り組んでいくかということが重要となるでしょう。近年は環境や社会に対して積極的な取り組みを見せているESG企業に将来性を見出す人が多く、投資もこういった企業に行われることが増えています。今後もそのような動きは広まっていくとされていますし、ますますESG企業が増えていくと考えておいて良いでしょう。

ESGについてイメージが難しいという人は多いものですが、これまでよりも企業が主体的に環境や社会に働きかけていくことを示していると覚えておくと良いです。環境問題の解決だけではなく、障がい者と共に社会を形成していくことが重要なミッションなので、この企業の増加によって障害を持っている人の働き方も大きく変わる可能性があると知っておきましょう。CSRと似ているように感じるかもしれませんが、より現代に合った方針であることを理解しておくべきだと言えます。

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