blog

サステナブルな社会

ミンナのミカタぐるーぷが考える障がい者のSDGsとESG
サステナブルとは、英語ではsustainableと書き、直訳すると維持できるとか持ちこたえられるといった意味になります。サステナブルな社会といった場合には、要するに地球環境、社会全体のことを視野に入れて、長い目でみてもこのやり方で問題なくやっていけると考えられる社会を指します。持続可能な社会と訳されることが多いようです。
これは、古くは数十年前、日本でいえば昭和の高度経済成長の時代から言われてきたことが元になっています。簡単に言えば、使い捨ての製品を数多く生産することで資源を浪費し、エネルギーと言えばいずれ尽きることが必至である石油や石炭を火力発電所で燃やすことで得るような社会は、長い目でみて到底持続可能とは言えず、いずれ社会全体が行き詰るという警告に端を発しています。エネルギー問題、環境問題と言えばほぼこれを含んでいると言えるでしょう。それに対する答えとしては、資源を無駄にしないよう、使い捨ての製品はなるべく作らない、買わないようにし、リサイクルを意識した製品にするとか、石油や石炭のような化石燃料への依存はできるだけ少なくし、太陽光とか風力といった事実上永久的に存在するエネルギー源を利用するようにするとか、そもそも省エネルギー化に努めるといったことが挙げられます。
このような考え方は既にかなり古くからあり分かりやすいのですが、最近になって、持続可能な社会とはエネルギーとか環境問題ももちろん重要であることは間違いないものの、決してそういう物事だけに捉われていてはいけないのではないかという新しい見方が出てきています。それはSDGsという内容にまとめられ、最近のものでは合計17個の項目を含んでいます。SDGsとは、sustainable development goalsの略で、持続可能な開発目標と訳されています。
ここで17個の項目全てについて解説する余裕はありませんが、大きく分けると、人間、豊かさ、地球、パートナーシップ、それに平和という5つが挙げられています。先に書いたように、持続可能な社会というと、短絡的にエネルギー問題とか環境問題と考える人は多いのですが、それよりも前にまず人間自身に対して改善目標を掲げないといけないだろうという切り口がなかなかに刺激的です。例えば、貧困をなくそうとか、質の高い教育をみんなに、といったことです。日本のような先進国にいるとなかなか見えづらいのですが、世界を見ると貧困に苦しみ、まともな教育を受ける機会もないという人はまだまだ大勢います。このような点にも目を向け、改善して初めて、長い目で見て問題なくやっていける社会がつくれるというのは、考えてみればごく当たり前とも言えるのですが、まさに目からうろこかもしれません。同様に、リサイクルとか太陽光発電も大事かもしれないが、それも平和あってのことだろうというのも、誰しもが納得するところでしょう。

 

記事一覧はこちらをクリック

パートナー企業一覧