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自社の業務から、CSR活動を

ミンナのミカタぐるーぷが考える障がい者のSDGsとESG

現代は、CSR活動を有意義な仕方で行っていないと企業は、その企業価値に疑問符を打たれがちな時代となっているので、自社の業務においてどのような点で行動していくかを考えることは大切です。CSRは「企業の社会的責任」と訳される言葉ですが、企業が自社の利益だけを追求するのではなく、社会貢献や発展に寄与する仕方で行動することを意味します。企業理念として語られることが多い言葉ですが、具体的な活動では、地球環境に配慮した製品開発を行ったり、資する生産体制を敷くことも含まれます。これには安全面や健康面で、職場環境をよくすることや従業員を支援することが関係しています。さらには、法令順守やコンプライアンス、情報開示など、適切な企業統治にも発展します。加えてできる取り組みは、ボランティア活動などの社会に貢献できる活動や地域活動に参加することで、比較的多くの企業で行われています。義援金を募ったり、募金活動をしたりすることも含まれますし、実際に社員が被災地などに赴き、ボランティア活動をすることを後押しする企業もあります。

CSRに関連して最近よく聞く言葉として、SDGsとESG企業があります。SDGsは2015年の国連サミットで採択された言葉で、日本では「持続可能な開発目標」という意味になります。SDGsはビジネスを用いて社会をよくする活動で、特に環境保護に役立つ取り組みとしておこなれているのが、森に苗木を植えたりなどの実際的な活動です。このように、社会問題を解決に導きつつ、ビジネスの点でもサスティナブル、つまり持続可能な行動のことを言います。また、ESGは、環境・社会・企業統治の頭文字を組み合わせた言葉で、企業が長期にわたって成長していくために、自然環境に配慮する施策を持つこと、従業員の健康や尊厳に配慮した職場環境を整備すること、経営の管理体制を健全で透明にすることが必要とされています。この中でも特に注目されるのが、障がい者雇用に関する問題です。特に日本の障がい者人口は増加傾向にあり、就職率が非常に低く、政府が雇用率の基準を設けているものの、達成していない企業も少なくありません。そして、身体障がい者よりも知的障がい者や精神障がい者の就職率が特に低いとされています。これらの事実は企業の社会への責任や人材の多様化を認めないということにもつながりかねませんが、問題を解決するのに役立つ手段としてITが挙げられています。日本のIT技術者の数はまだまだ足りないとされていて、特にAIやIToT分野での技術者が少ないのが現状です。それで、それらに資するスキルを身に着けることで雇用率を上げ、自立した生活が送れるように促す取り組みが始められています。また、障がい者雇用の問題を解決することは、人の多様性を意識することにもなり、世界のBPOといわれる発展途上国の低所得者層に有用な製品やサービスを提供することで地域全体の生活水準を向上させることにもつながるため注目されています。

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