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社会貢献と、自社業務の両立

ミンナのミカタぐるーぷが考える障がい者のSDGsとESG

従来の企業は、利益重視で売り上げを上げるために効率を重視し、それに関係のないことは極力やらないと言う効率主義が主流だったと言えるでしょう。確かに利益が上がればそれだけ企業に力がついて、いろいろなことを実現できる力が備わります。しかしながら、最近では企業のイメージを重視する傾向も見られるようになりました。情報を入手できる手段が増えたことによって、同じような製品やサービスを提供している企業なら、よりイメージの良い方から購入したいと考える人が増えたからです。そのため企業の評価に社会貢献の程度が加わるようになりました。

 

環境や社会、ガバナンスを重視する企業をそれぞれの英語の頭文字をとって、ESG企業と呼びます。多くの投資家が、このような企業に注目していて、積極的に投資する傾向が生まれています。このような企業は、問題が発生しにくいことから安定した運営を期待することができるからです。このように企業を存続させる上で自社業務だけでなく、社会貢献も視野に入れて企業理念を考えなければいけません。大きな企業ほど社会的な責任が重く考えられていて、CSR活動はなくてはならない要素となりました。

例えば環境に優しい素材を使ったり、環境に影響を与えるようなエネルギーを使わないなど、サスティナブルな考え方によるもの作りもとても重要です。コスト意識からできるだけ安いものを手に入れようとすると、人件費の安い国での生産を強いることとなります。それでは利益が上がるかもしれませんが、その働き手の生活はよくならないなどの、格差が生まれてしまいます。最終的には労働力が確保できなくなるなどの継続性のない状況に陥ります。このようなことがないようにと進められている活動が、SDGsです。持続可能な開発目標として国際サミットで採択された考え方で、これから先も継続してより良い世界を目指すことが目標となります。

その中には性別や人種に夜差別をなくすことも含まれています。とにかく不公平を極力減らすことが重要で、精神障がい者や知的障がい者、身体障がい者を考慮した社会のあり方を考えたり、自社に労働力として雇用するなどの働きかけも必要と考えられています。例えばBPOと言う業務プロセスのアウトソーシングは、IT技術を使えば都心部だけでなく地方での雇用や身体障がい者の働く機会を与えるきっかけとなります。

このような考え方は利益重視の企業にとっては、無駄であり非効率的なものとなります。そのためまだまだ避けて考える経営者が多いのは当然です。自社の売り上げがなければ、存続の危機になったり、雇用を維持できなくなります。ただし、どこかでESG企業として、CSRやSDGsを考えて活動することが重要と気持ちを入れ替えなければいけない時がきます。社会や自然が守られなければ、人間の生活が維持できなくなり、消費活動も停滞してしまいます。長い目で見ればそれを維持することが企業としての利益を確保する上で重要なことと言えます。サスティナブルな考え方を持ち、維持することがこれからの企業には必要です。

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