おはようございます(^o^)
3月下旬に区政労働省から発行された「在宅就業障害者マッチング事例集」に弊社ミンナのミカタと株式会社クラウドワークス様・居宅介護事業所株式会社living up様の連携による記事が掲載されました。
今回のように取り上げて頂くことは本当にありがたいことですね。
今後もこのように取り上げて頂けるように一丸となって頑張っていきたいと思います(^o^)
時間と場所を問わないというスキームが
在宅障害者に「働く」を通して笑顔をもたらす
居宅支援事業者との連携で、在宅ワークの新しい形を実現
【発注者】 株式会社クラウドワークス
日本最大級のクラウドソーシングサービス『クラウドワークス』。発注者とワーカーが
オンライン上でつながって直接発注できる仕組みで、一般的には在宅を含むワーカー
が個人で受けるイメージだが、法人向けサービスとして、大量のデータ入力や収集・作成
をクラウドワークス側がチームで受託することも行っている。このスキームを利用して
データ入力業務などを受注し、在宅障害者に依頼しているのが株式会社ミンナのミカ
シゴトである。
【支援団体】 株式会社ミンナのシゴト
居宅支援事業者との連携で、在宅ワークの新しい形を実現
グループとして障害者の就労支援事業を展開する中、事業所運営だけでなく、企業
や団体から受注したデータ入力やライティングなどの業務を、独自に開発した受注シス
テムを駆使し、連携する他の福祉事業所や在宅障害者への提供も行っている。
取引を始めたきっかけは、思いがあふれた一通のメール。
「弊社の“「働く」を通して人々に笑顔を”というミッションに共感していただいた兼
子社長からの、激熱メールですね(笑)。社長の熱い思いがあふれる文章を読んで、こ
れはぜひ一度会ってみないとと思いました。」(上田氏)
その後、ミンナのミカタがチームとして受注する形で取引は始まったが、クラウド
ソーシングというと個人に発注するというイメージなのに対して、チームに発注すること
のメリットは何だろうか。
ディレクション負荷の軽減と、スムーズな業務遂行を実現。
「大規模な案件の場合、個人のワーカーへ発注する形だと相当数の方々とやり取りす
ることになり、ディレクションや問い合わせ対応にかかる負荷が大きいのですが、代わ
りにこの機能を持ったチームに受けていただくことで大幅に軽減できます。また、チー
ムとして固定したメンバーで継続して受けていただくことで、各メンバーのスキルアップ
につながり、チームとしてのレベルアップにもなりますので、ミンナのミカタさんとはWinWinの関係ができているのではないでしょうか。」(森田氏)
ミンナのシゴトとの今後の展開は?
「時間と場所を問わずに仕事ができるクラウドソーシングは、在宅ワークに最適であ
ると同時に、障害をお持ちの方々でも健常者と同じステージで働ける仕組みだと思いま
すし、ミンナのミカタさんとは今後も良い関係を築いていきたいですね。
現在はデータ入力を主体に受けていただいていますが、最近は企業のSNS活用が活発
になる中、大量の画像のタグ付けや切り抜きといった依頼が急増していますので、その
辺りの業務もお願いしていこうと考えています。」(森田氏)
誰でもできるものから高度なものまで、多彩な業務を提供
「現在は関東の13事業所と連携していますが、今後は全国にその輪を広げていきた
いと思っています。もちろん在宅の障害者も同様で、テンキーだけでできるデータ入力
のように誰でもできるものから、Webサイト制作など高度なスキルを要するものまで、私
たちがさまざまな業務を受注することで、障害の種別や程度に関係なく安心して仕事
ができる仕組みを構築しています。」(小島氏)
「在宅障害者へ発注するきっかけは、主催している自立型福祉コミュニティ『A-BerryOne』所属の居宅介護支援事業所を運営するメンバーから“パソコンの高いスキルを持っ
た在宅障害者がいる”と聞き、仕事を依頼したのがきっかけです。」(兼子氏)
居宅支援との連携で、誰もが安心して働ける仕組みを構築
障害の種別や程度に関係なく安心して仕事ができる仕組とは、どういったものなの
か。そのメンバーである株式会社living up 代表取締役の坂田 耕平氏に聞いた。
「ミンナのミカタさんと私たちが手を組み、仕事面はミンナのミカタさん、生活面は私
たち居宅介護支援事業者と、両面でのサポートを密に連携させることで、在宅障害者の
就業機会も格段に広がる画期的な仕組み作りができていると思います。」(坂田氏)
クラウドワークスとの連携について
「先日納品したAI開発の質問応答用データベース作成は、携わったメンバー同士で盛
り上がり、仕事へのモチベーションアップにつながっていました。業務を通してスキル
アップするという意味でも、さまざまな案件にチャレンジしていきたいですね。」(兼子氏)
【在宅ワーカー紹介】
その前向きな姿勢とバイタリティが、障害に対する周囲の意識を変えていく。
在宅ワーカーの域に留まらない“インフルエンサー”的な存在
小堀氏は脳性まひにより右半身が動かしにくく、パソコンの操作は左手のみで行うの
で、どうすれば効率的に作業ができるかを常に工夫している。
「現在はDMメールの配信業務を行っていて、Excelで支給される配信先リストに対し
て、指定の文面をメールで個別に配信していきます。作業時間は1日1~2時間で、1時
間20件の配信を目標にしています。配信リストと作業シートの2つのExcelファイルを
同時に開きながら作業をするのですが、私の場合、コピー&ペーストの動作がかなり大
変なので、なんとかマウス操作だけで簡単にできないかと考え、ドラッグ&ドロップのみ
で作業する方法を編み出しました。」(小堀氏)
以前、事務職として勤務していた老人介護施設では、データベースソフトを駆使して
「利用者管理システム」を自作したほどの高いスキルを持つが、最近では在宅ワーカー
が使用する入力フォーマットの設計を依頼されるなど、そのスキルと創意工夫で、さらに
仕事の幅は広がりそうだ。
「在宅だから働けるという喜びは日々感じていて、人の役に立っているのを実感し、生き
ることへのモチベーションアップにつながっています。」(小堀氏)
支援者の方々に聞くと、もう既に周囲へ影響を与えるような存在になっているようだ。