データ入力

エクセルデータ入力時の入力規制とその解除

エクセルのデータ入力を効率良く行う際のツールとして有用なものの一つに入力規制を利用するという方法があります。これは、セルに入力できるデータの種類や範囲などを予め設定しておき、そこから外れたデータが入力されるとアラームがかかるようにできるというもので、大量かつデータの種類や範囲などが予めある程度分かっているという場合に役に立ちます。もしデータの数が少なければわざわざ時間をかけてこのような設定をする必要はあまりありません。直接キーボードから入力し、間違いがないか後で確認することでも十分です。また、データの種類や範囲に特に一貫性がなく、どんなデータが入るか前もって予想できないという場合にも、予め設定することが困難なわけですからこの機能を活用することは難しくなります。データの数が多く、かつデータの種類や範囲にある程度の規則性があるという場合に役立つのです。
ですが、ある程度の規則性のあるデータの集まりであっても、たまにはそこから外れたデータが発生するというのは十分にあり得ることです。どんなデータ群でも例外の全くないということは普通は少ないからです。このような場合、設定した入力規制を解除することはできるのでしょうか。解除はもちろん可能なのですが、外れ値が発生した場合にいちいち解除しなければならないというのも非効率的でしょう。実は良い方法があります。それは、予め設定した範囲外のデータが入力されたときでも、それを受け付けず先に進めなくなるわけではなくて、単に注意喚起のメッセージが出るだけで、その値はそのセルに問題なく入力でき、先に進むこともできるような設定が可能になっているのです。
具体的には、データの入力規則の中から、エラーメッセージのタブを選択します。その中に、スタイルという項目があるでしょう。初期値は停止になっているはずですが、これは設定から外れた値は受け付けないという意味です。代わりにこの項目を注意とか情報に変更すれば良いのです。

 

 

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